「ご縁と変なテンション」

本当にひっっっっさりぶりに、テレビ局での収録に参加してきた。
テレビ神奈川の「吉田山田のドレミファイル♩」
メインキャストがミュージシャン吉田山田のお2人、進行してくれるのがタレントの麻生夏子さん
30分番組の中のワンコーナーで、番組が用意したゲストの名刺から色々妄想してその人が頑張っている事を当てようっていうものなんだけど、そのゲストでした。

放送は4月18日(土曜日)22時。

実はこの日、地元の地域ケアプラザで実施が決まっていたんだけど、それが収録直前にコロナで延期の知らせ。何というか…実施後の宣伝も楽しみにしてたのでとてもショックで、本番は何だか「変なテンション」でした。
でも、2015年にカンニング竹山さん主演の特殊詐欺啓発のCMがあって、そのバックミュージック『母のうた』をこの吉田山田のお二人が歌っていて、この機会に勝手に凄く「ご縁」を感じていたので、きっとその気持ちも「変なテンション」に加味されてたはず。

そしてこの素敵な「ご縁」を繋いでくれたのが、何と、所属する激富/GEKITONGの舞台監督でおなじみhigeさんの教え子、谷彩香さん。
「ご縁」を繋いでくれたのが、あのhigeさんの教え子・・・なんて感慨深いんだ。ちなみにhigeさん↓ ※右です。中央は劇団員和泉。

とてつもなく嬉しい「ご縁」…
その彼女が昨年の【表現のチカラ】のクラウドファンディングに支援してくれ、更に今回、勤め先であるテレビ神奈川のこの番組と僕を繋いでくれた。…連絡をくれたのは去年の10月。そして今回、それが実現した。心から有難う、谷さん。
明らかにその気持ちも加味され「変なテンション」になってた。

何もかもに熱く厚く、心から感謝。応える。必ず。
さて「変なテンション」がどう出来に影響しているか・・・ONAIR見てみないと分かりません。

「IN THE DEVIL CASTLE !!」


歌ってきました・・・と言っても、2月28日の話。
何でこんなタイミングで紹介するかと言うと、世の中のコロナ騒動です。
発症する時期が4、5日から2週間の間らしく、大丈夫だろうけど、でも…これまで言いにくかった。
13日でちょうど2週間です。
当時は中止or決行で、仲間の間でも凄く揺れていました。
出演者やスタッフ、お客様の感染・発症リスクや、小屋とのキャンセル料の問題とか、その他色々、本当に色々…
今ようやくお客様含む関係者から出なかったと…ようやく確信出来て、ライブがとても楽しかったのは事実なので、今は「やって良かった」なんて思えるけど、この2週間は気が気じゃなかったなぁ。


前日稽古、修了時の記念撮影。写真…僕の隣が本公演の音響チーフ須川さんと、今回音響をやってくれた緒花ちゃん。そして前に居る4人がこのライブ「IN THE DEVIL CASTLE!!」を作った激富団員…
左から中、小川、中尾、和泉。ここに、主宰フランキー仲村は居ない。実は今回特に「やって良かった」と思えるのは…劇団史上初、このフランキー仲村が一切演出に関わらない劇団員による「ライブハウスでのイベント」だったって事。いつもは激富の稽古場兼アトリエ「G-SPACE」でイベントをしている彼ら。なので僕は、「何でもやろう、出来る出来ないは置いておいて、こいつらに言われたことは何でもトライしよう」…って姿勢で臨んだ。そういう意味でもこのライブに関われて本当に良かったなって思う。
…最初の写真は自分でも驚く。自分も見たことが無い雰囲気。まずこんな事でもない限り写真にある様な事態にならない。
ちなみにこの最初の写真はツイッターでお客様が紹介してくれてたのを拝借しました。歌の最中は撮影自由だったんです。自分で言うのも何だけど、カッコよく撮ってくれて有難う(笑)。

ライブの詳しくは…このツイッター「IN THE DEVIL CASTLE!!」を。そして是非、フォローをしてあげて下さい!紹介されている画像や動画はほぼ、2/28の大阪梅田amHALLでのライブです。世の中を楽しく明るくしたいって演ってます!
ちょっと長くなるけど・・・


これはバラした後の記念撮影。
ホールのスタッフさんを抜いてもこれだけの方があのライブに関わっている。本当に何事も無くて良かった。

でも残念ながら、本公演の激富HOLLYWOOD2019・2020「VITAL MAX〜ZEROの始まり〜」は、私はキャストでは無いけれど、これまた劇団史上初の「中止」を選択しました。

これも、決断するにあたって仲間の間で凄く、もの凄く揺れました。
まさに”苦渋”の選択でした。
公演やイベントをこの時期に打つのも、中止を選択するのも、キャストやスタッフ…関係する全ての人たちが色々な意見を持っていて、そこで話し合って、互いに揺れて、そして主催の団体が決断をし、想いを制御して皆が従う。
今の様な時期に示すこういった選択は、その企画を主催する団体にとっては何であっても、いつも以上にもの凄く価値がある様に思う。
どれを選んでも、素晴らしい英断だ。
上を向いて、明るく笑顔で。頑張れ、みんな。

ざっくり「表現者」と言われる職種はフリーランスが多く、社会では放置される立ち位置になりがち(個人の意見です)。
「喜怒哀楽」をいつでも表現して伝える事が出来る我ら。
こういう時期だからこそ、それがとても重要なスキルだって事を世間は知らない。
世間にそれを伝える努力を怠っていた僕らの責任もあるけど、僕はその「表現者」の社会的なステータスを上げたいって思っています。
上を向いて、明るく笑顔で、頑張ろう。

※写真、クリックすると大きくなります。

「吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)」


元「激富/GEKITONG」、丸岡真由子…通称「まる」。
小野木と同期で2000年代初期の作品には劇団員として活躍してくれ、衣装もずっと担ってくれた。
そして今【表現のチカラ】でも、仲間になってくれ色々意見をもらってる。
その、まるが今頑張っているのが「吟剣詩舞」。
漢詩とか和歌を歌う「吟詠(ぎんえい)」に合わせて「剣舞(けんぶ)」や「詩舞(しぶ)」を行う日本の伝統芸能の総称だそうだ。
まるはそれを自身が女将を務める渋谷の居酒屋さん「つくね侍さかのうえ」で披露している。
写真は、剣舞を披露しているまる。

店内には、店員が紹介されていてそれぞれ何かしらの表現者。
しいたけ君は「たいせつなきみ」に一緒に出演した俳優。

まるは十なん年ぶりに激富の舞台に立ちます。
大阪公演はタイソン大屋が久しぶりに立って、まるが東京で立つのが身内の大きな話題。
きちんと宣伝してくれていました。

最後は一緒に観ていた、演出で副代表の林洋平と。

「昭和の世界観を今風で作った映画」

偶然観ていた「グエムル-漢江の怪物-」…
2006年の作品だったんだ。
韓国が建国して初めて作った怪獣映画だって聞いて観に行った。
ゴジラが米軍の核実験の放射能から生まれた怪獣だけど、きっと影響を受けたんだろうな…
グエムル誕生は漢江に駐韓米軍が不法投棄した化学薬品が原因。
そして、タランティーノの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を観た時の様な、観る前の印象と観た後の印象がガラッと変わった映画だった。
その「グエムル-漢江の怪物-」の監督と主演がタッグを組んだのがこの「パラサイト」。
あれから14年目の快挙!アジア初のアカデミー賞受賞作品で、更にいろいろな部門も総なめにした。
韓国の格差社会を笑いも交えて丁寧に描かれていて、中盤に盛り上がって、後半爆発する…
印象はグエムルと同じ、観る前と観た後でガラッと変わった。
でも韓国の貧困社会の雰囲気は戦後日本にどこか似ていて、上流階級が白人上流社会の真似事をしている様な雰囲気で、ちょっと反米感も感じた。
とても面白い映画だった。