「笑いとドラマとバトルのオンパレード!」

破天荒な生き方をしている神様、ソー。
どんだけ破天荒だったかも説明してくれるし、MCUがどんだけぶっ飛んでいるかも分かるので、初見でも大丈夫。
子供達と一緒にヒーローが戦う展開も良いし、ヒール(MARVELではヴィランという)に子供に繋がるドラマがあってヒーローであるソーに重なるのも良い。王道踏んでくれていて、あっという間の120分だった。

ちなみに今お世話になっている美容院の担当が関西人で、僕がソーの髪型を目指す!って宣言してから毎回ソーのTシャツを着てくれていた事があって…コロナ前の話。
ロン毛・・・今では、しかもこの時期、とても考えられない。

「政治経済入門!でも大事なのは…」


昨年の「だまされないプロになろう!」4区実施がお世話になった文化庁AFF。舞台だけじゃなく、映画や音楽、アニメ制作も活用されているので、どんなものがあるんだろう…とアンテナはってて、知った映画。

政治経済って僕も歳食ってから興味を持ち始めたので、若い子たちに「興味持て〜」「自分ごとに〜」なんて無理な話。
そんなものの仕組みや消費税のカラクリが分かりやすく伝えられているし、こういうものも色々な表現の形として一杯生まれたら良いのに。若い子たちの入り口にはきっとなるはず。自主制作テイストも香ってて…個人的に、とっても楽しい映画でした。

ただ・・・

描かれている内容を「そうだったんだ」とまんま受け取るのではなく、自分で改めて調べてみる事が大事。題材は現実に寄せているのでどうしても作り手のイデオロギーが描かれるし、まさかソコを伝えたい訳じゃないはずだし、何よりフィクションだし。
扱っている題材に気を配って、若いお客さん向けにそんなアナウンスでも最後に有れば良かったな。

「社会現象になったの、わかる」

Amazonプライムで「あしたのジョー」「あしたのジョー2」と続けて、2ヶ月位かけて見ていった。
アニメはちょうど僕が生まれる前月に1が終わっていて、漫画は2歳の頃に終わってた。
で、随分経って2をやったみたい。
僕が9歳の頃やから…
学校でも話題になってたんかな。おぼろげにキャラクターの名前とかコークスクリューパンチとか覚えてたけど、中身はほぼ初見。「エースをねらえ」とか「宝島」とかと絵のタッチが似てるな…と思ってたら、やっぱり同じ作画監督が入ってた。

で…

良かったなぁ〜
時代を感じるだけで、演出とか無茶苦茶センス良くて古さなんて全く無く…
2に至ってはOPやEDの曲が全然アニメっぽくなくて、なのに背景に描かれるジョーの雰囲気とピッタリでオシャレ!最高にかっこ良かった!!YouTubeは2の後半のOP。

ジョーのライバルの1人「カーロスリベラ」を中尾さんが担当しているのも驚きで…
ちょうど今、見終わってじ〜んとしながらブログ書いてます。

「愛するということは…」


お互いに顔を見合う…ということではなく、一緒に同じ方向を見る事なのね。」
子供が居なかった河井継之助とおすが夫婦を見て、母親が口にする言葉。
「常在戦場」
いつでも戦場にいるという心構えで事を為せ!
「独立自尊」
人の尊厳を大切にして、何事も自分の判断・責任のもとに行うこと。

響く言葉一杯あったな…忘れてるわ。
責任を持つって大事。責任持つ人間の言葉は信じられる。

大好きな司馬遼太郎さん原作「峠」の実写化、観てきました。

河井継之助は死ぬ間際、自分を最期まで支えてくれた寅太に『勉強して商人になれ』…と、福沢諭吉宛に手紙を書いていました。そのくだりも描かれていて、この「独立自尊」は慶應義塾の基本精神。
へぇ。
その虎太は後に朝日麦酒(アサヒビール)を作り、阪神電車を作り、阪神タイガースの生みの親と言われているそうです。

役所広司と仲代達矢の無名塾師弟共演も見どころだったな。
いい映画。