「理想とするRelationship!」


今週は中尾隆聖さん率いるドラマティック・カンパニー(DC)さんの、研修生公演週。
(2015年のブログ→「DC研修生アトリエ公演を観劇!」
DCさんには「研修生」ってシステムがあって、そこで下積みを積んで認められたら正式な劇団員になるんだけど、年に一回、その成果発表会の様な公演がある。
僕はこれと、そして地域の子供達を招いて行う「夏の親子劇場」を観ると、いつも『表現する事の初心』に戻る事が出来る。

スタッフワークは中尾さん、関さん、堀本さんから劇団員下々まで全員であたる。
受付、お出迎えの陣頭指揮は波岡さん!素敵。
中尾さんも入り口でお客様をお出迎え。
キャリアとか年齢とか一切関係無い。
前説を伊東さんがつとめ、僕の隣に座る関さんがバシバシ突っ込み、その隣の堀さんがウケる…お客様はクスクスと。アトリエは温まる。そして可笑しい(笑)。
様々な歓迎を受けたお客様は、舞台ではじける研修生達を観る。
今年も熱演だ!DC劇団員のタマゴ達。
アンケートを書き終え表に出れば、諸先輩方が既に出ていて笑顔でお見送り。
目一杯のホスピタリティ。

G-SPACEでのイベントも一照の公演もこの影響を受けています。
もちろん本公演だって。
「理想とするRelationship!」
もっと高めたいなと今年も初心にかえる事ができました。

「彼らが本気で編むときは、」

GAN’Sの稽古中に2度観た宮沢りえの
『湯を沸かすほどの熱い愛』
あれはすっごく良かった。
でも…それに匹敵したな、ストーリーや構成は。
ただリアリティは、よりあったと思う…
描かれるテーマにもの凄く身につまされ、考えさせられた。女性の監督だからこそって演出もいっぱいあった様に思う。そして何より、生田斗真が可愛かった。すごく。

桜が映画の中で描かれてた。
新感線の『Vamp Bamboo Burn』は夏。
桜の時期の撮影だから、かぶってあの芝居の稽古もやってたんやなぁ。あー、そうそう、小池栄子も居た。
…なんか感慨深い。
いやぁ、凄い二人や。
もちろん桐谷健太や子役の女の子や他の俳優さんも。
ミムラ演じるお母さんに対する腹立たしさったらなかったな。

…そうだ!
『湯を沸かすほどの熱い愛』でも宮沢りえのお母さん役をしてて、
今回は桐谷健太のお母さん役をしてた、りりぃさん。
遺作やなぁ。
どちらも大切な役回りでした。

いやぁー
いっぱい考えたり感動したり泣いたり笑ったりしてしまう映画でした。
素晴らしいです。よく出来てる映画。
名作。

お見逃しなく。