「坂本家」

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激富スペシャル2016「GAN’s〜やさしさのさき〜」、無事に終演しました。
歳を重ねた分、あの頃以上に「癌」を取り巻く現実に真摯に向き合いました。如何でしたでしょうか。苦しくて辛くて胸が痛くて胃が痛くて、でも終わってみれば面白かった…ってのが正直な感想です。

写真は、STORYの中心にあるファミリー「坂本家」を意識して、稽古中盤頃に撮影したものです。その時は、こういう写真を撮影したら終演後に自分がどう思うのかってのに凄く興味があって、妻のユミ役武田訓佳ちゃん、娘のサリナ役香村彩耶ちゃんに話を持ちかけ実現しました。
天王寺の駅が見渡せるレストランでランチ。
「坂本家」は『天王寺』で飯を食うのか…と、そこだけ妙に下町家族感漂ってて笑いました。
医者のプラベートらしくおしゃれをしていても、キタでもミナミでもなく『天王寺』(笑)。でも、個人的には『武蔵小杉』に住んでそうなんやけどな、とか「坂本家」について色々話しました。
それからの稽古期間中、コンビニに行ったり電車乗ったり映画を見たり、事あるごとに「坂本家」をイメージして、その都度三人で撮影したり(別の写真はTwitter参照)コミュニケーションをとったりして…
でも劇中では、妻のユミはガンで亡くなっていて、娘のサリナは劇中…程じゃないにしてもきっと現実世界では、ママを救えなかった外科医の父を恨んだりもしていたはず。つまり時間軸から考えてみても、こんな時間を「坂本家」は過ごす事は出来なかったと思うんです。こんな、3人が笑顔の写真は撮りたくても撮れなかった…あくまでも架空の写真。
ただ、きっとラストシーンのタカシの胸の奥にはこういう写真が飾られているんだろうなぁ、飾る事が出来たんだなぁ・・・なんて、今は思っていて。
これがたどり着いた、終演後の感情でした。

ま、こういうのが演技にどれほど反映されたのか未知数だけど、
少なくとも感受性は舞台上で今まで以上に高かったと思うし、とても興味深い役作りになりました。
忙しい中、協力してくれた訓佳ちゃん、彩耶ちゃんに「感謝」。
「感謝」といえば、出演してくれた先輩吉田メタルさんにも「感謝」。始まりから終わりまで、吉田さんの「男気」に打たれっぱなしの稽古でした。
打ち上げ後の早朝、団員の中と和泉をぎゅっと胸に抱いて的を射た駄目出しの後「俺はお前達の事が好きや」って言った瞬間は、何だか感動しました。もちろん演出のフランキーや可愛い劇団員達、キャスト、スタッフの皆にも事あるごとに沢山助けてもらい、やっぱ「感謝」。自分の周りに居る支えてくれる全ての人に「感謝」、「感謝」。
…あ、オレの細胞にも「感謝」(笑)。

「感謝」といえば…
余談だけど、タカシを演じてて劇中で湧いてくる感情の一番は「ありがとう」と「ごめんな」でした。
序盤から謝って謝って謝って謝って、謝り倒してからの、感謝して謝って感謝して謝って、の連続・・・で、結果、最後は全部を愛してる!!って感じ。
へ〜「感謝」も「謝る」も「謝」の字が入るんやね。

『謝』か。

自分らしいな。
あ、そういえば…
「タカシ」は、はだ的漢字は「孝」でした。
これが訓佳ちゃんと一致してたのも面白かった。

と、まぁ、徒然なるままに終演後の今の気分を書いてみました。
ご来場頂いた皆さん、応援して下さった皆さん、様々なお心遣いを下さった皆さんに、何よりも一番、「感謝」!

『本当に、ありがとうございました!』

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