「一照会前夜」

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大阪に入った。

相変わらず…な空気(笑)。
天満、桜ノ宮、京橋、大阪城公園、森ノ宮、玉造・・・
この空気感。お世辞にも綺麗とは言えないけれど、染み渡ります。
改めて思うのだけれど、
環状線沿線それぞれの駅に芸事に関する思い出があるなぁ。

旧事務所があった玉造を過ぎ、G-SPACEのある寺田町へ。
「法螺 〜a pack of lies〜」を演ったハルカスを望める下町の雰囲気は玉造にも似て、なんか心地よくてユルい。
環境がユルいと、自分も力が抜けてユルくなる。

この間、NAOーTA!プロデュース『月の角度』を観た。
作品はご覧になった方々と同じで本当に素敵だったんだけど、

見終わってからずっと思ってる別の事。
舞台上で力を抜いて生きる事の難しさ。
『月の角度』のキャストの皆さん、コレが、この点がまた本当に素晴らしかった。
リラックスした空気感が小屋全体を覆っている感じ。
エントランスで迎えて下さる受付、クロークスタッフ笑顔から始まって、セットの丸い感じ、音照のソフトな演出、そして舞台上で演じてらっしゃるキャストの皆さん・・・
あの空気感に包まれると、脳内がこう…α波で満ちるというか、素直に舞台上での出来事が頭に入ってきて、「芝居観るぞ!セリフ聞き逃さないぞ!」みたいな劇場に客で来た時のなんか無意識の気構え…みたいなもんがど〜でもよくなって、笑いや涙腺みたいな感情のリミッターがカットされてしまうように思う。

こーなると「状況説明」とか、台詞でわざわざする必要無くなるしなぁ。
全ては本と、カンパニーの地力のなせる技だと思う。

ダンスも殺陣も芝居も歌も、余計な力を抜く。
必要なところだけ入れる。
エコに行けば良いとこばかりだ。

必要な分だけ吸って、要らない分を吐く。
明日の一照会、試しに力を抜いてみよう。
本当なら本番進行のタイムプランをしっかり書いて、
ガッツリ作りたいんだけど、
如何様にでも拾って料理する照人君が居るので、
はだ、今回、ほぼノープランです。
よし、良い意味で、ユルく行くぞ。

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